カナダ統計局はアパレル消費市場の伸びが減速傾向にあることを示唆

カナダ統計局が発表した4月の小売販売市場レポート、カナダ4月小売り販売月は2%減の361億4000万カナダドル（約351億ドル）で、2009年11月以来初めて減少し、2008年12月以来最大の下落幅となった。

専門家によると、カナダの小売売上高は過去数カ月間不安定な状態にあり、同統計局の報告書はカナダの消費市場の成長が減速傾向にあることを示唆し、4月の小売売上高の大幅な下落は消費需要の持続的な成長の楽観的な予測に警鐘を鳴らし、カナダの経済成長速度には保留されるだろうと指摘している。

それによると、カナダ.ケベック省の下落幅は3.9%と最も大きく、同省の2009年末現在で初めて減少した。安河の小売売上高は2010年春から3カ月連続で増加した後、1.2%小幅に下落した。卑詩省の下落幅は最小0.7%だった。

専門家はさらに産業別に分析し、カナダの4月の新車販売は3月より5.3%減少し、自動車全体とその部品部門の販売は4.8%減少した。

ガソリン小売は年度初の減少となり、39.5億カナダドル減少し、減少幅は2%だった。

　　しょくひん飲料売上高は5・5%減の85.9億カナダドルで、2010年から4カ月ぶりに減少した。

家具・家庭機器販売は12億5000万カナダドル減、0・3%減と3カ月連続のマイナスとなった。

その他の産業には、衣料品やアクセサリーの小売が含まれ、20.2億カナダドル減少し、5.2%衰退した。

建築材料と園芸設備の販売は24億7000万カナダドル減少し、2%衰退した。

カナダで4月に唯一逆上昇傾向にあったのは電子カテゴリの製品と設備で、月全体の小売実績は11.5億カナダドル上昇し、0.6%成長した。

産業専門家によると、この現象は年初から世界の行動科学技術製品が新しい傾向を押し出してきたことと関係があるという。