インドと南部アフリカ関税同盟、特恵貿易協定を協議

インドと南部アフリカ関税同盟（SACU）との間で二国間特恵貿易協定（PTA）の復活に向けたバーチャル会議が開催された。7月15日、ナミビア・ウィントフォーク通信が伝えた。SACUは南アフリカ、ナミビア、ボツワナ、レソト、エスワティニ（元スワジランド）からなる。SACUのリーダーはナミビア工業、貿易、中小企業部執行主任のSteve Katjiuanjo大使、インド側は商務部連合事務総長のSrikar Redy氏である。

インドは南部アフリカと密接な関係にあり、2019-2020年のインドとアフリカ間の貿易額は667億ドルで、そのうちインドとSACUの貿易額は109億ドルに達し、将来性が高い。Steve大使は、インドはSACUの重要な戦略的パートナーであり、ポストコロナ禍の段階で、二国間協力を強化する意義は大きいと述べた。インドのナミビア駐在上級弁務官Prashant Agrawal氏は、インドには2兆9000億ドルの市場容量があり、ナミビアを含むSACUとの協力には広い将来性があると述べ、インドは農業、灌漑、再生エネルギー、電気通信、製薬、医療用品などの分野の発展を含むナミビアの工業化プロセスを全力で支援することを約束した。

2006年に双方はSACUとインドの間で急速に発展している貿易関係を強固にし、拡大するためにPTA交渉の開始を発表したことがある。